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第二回文学フリマ広島出店者
天狗の会 文芸部門分科会(ブース: D-27)
もめごと
こちらのアイテムは2020/2/23(日)開催・
第二回文学フリマ広島
にて入手できます。
くわしくは
第二回文学フリマ広島
公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)
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もめごと
D-27 (小説|その他)
もめごと
羆たけし、北中ねむ、大庭あやこ、大山真貴、岸本める
書籍|A5
32ページ
300円
https://www.pixiv.net/artwork…
2018/8/11(土)発行
第七号合同誌。『もめごと』をテーマにした文芸誌です。 心ざわつく不穏な響き、人あるところに、もめごとあり。心の平和を乱すもの、恋と違和感、いさかいごと。他人(ひと)の話は楽しいけれど、できれば自分は蚊帳の外。
生活とは、もめごととどれだけ折り合いつけるかって事かも。正しいと正義はイコールじゃない。そして、もめごと全部が負に変換されるわけじゃない。違和感は遅かれ早かれパチンと弾ける。違和感との社会的距離について爽やかに問う、もめごとです。
【収録作品】
(★は漫画作品です)
『対岸の火事(羆たけし4800文字)』
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9992490
日々の暮らしの傍らに、いつか来るその日にも、また若き日にも思いをはせつつ、基本は自分のいまを暮らす。それぞれの事件も時間も乗せて、とことこ走る電車に重なる。日常にちょっと斜めな視線を送る物語。
(冒頭試し読み)篠突く雨の向こうから、紫色の電車がゆっくりと姿を現した。薄暗い景色の中、やけに派手な色彩が目に痛い。一両編成の小さな電車は駅に近づくにつれますます速度をゆるめ、やがて降りやまない雨にため息をつくかのようにがったん、と止まった。
『なかよし(北中ねむ4200文字)』
https://estar.jp/collections/2249382
ねえ、それってほんとになかよし?今まではなんとなくやり過ごしてきた小さな違和感、花火みたいにぱちんと弾けさせてしまおう――ねむさんのテンポのいい文章に、わだかまった気持ちが吹っ切れる追体験すらしてしまいそう。今回も必見の一作。
(冒頭試し読み)「なあなあ、昨日、俺、どうやって帰ってきたんだっけ」 朝は毎日、戦争だ。食の細い康太をなだめて、トースト を半分どうにか食べさせながら、幼稚園に持たせるお弁当 を作り、寝起きの悪い夫に朝食代わりのおにぎりを二つ手 渡す。
★『ねこねこ通信(大庭あやこ)』
https://gramho.com/media/1972238148796960684
大庭さんちの愛猫、シュリとアナキンの日常通信。ちゃんと『もめごと』のテーマはカバーしながら、飼い主がデレデレなのは隠しきれないこの内容。わりかし殺伐としている今回の新刊、唯一のオアシス!
『キャンプファイヤー(大山真貴4200文字)』
他人様のもめごとは、燃えれば燃えるほど愉快――大雨の日に、かつての同僚から聞かされる悪趣味な告白。でも意外と身近に、こんな人がいたりして。
(冒頭試し読み)県のあらゆる記録を更新しまくっている豪雨の日、社長から電話がかかってきた。
『省エネでいきたい(岸本める1900文字)』
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9992588
めるさんの闇を描く、またまたどストレート直球な告白キター!! こんな辛い目にあいながら人に優しくできるのスゴイ。思ったけれど結論は『呪い』なのであった。本誌の巻末を飾るにふさわしい、ブラックホールエッセイ!
(冒頭試し読み)どうやっても馬が合わない人はいるもので、ああいえばこういう、とりあえず私の意見を却下する事に全力を注ぐ人がいた。
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