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もめごと

  • D-27 (小説|その他)
  • もめごと
  • 羆たけし、北中ねむ、大庭あやこ、大山真貴、岸本める
  • 書籍|A5
  • 32ページ
  • 300円
  • https://www.pixiv.net/artwork…
  • 2018/8/11(土)発行
  •  第七号合同誌。『もめごと』をテーマにした文芸誌です。 心ざわつく不穏な響き、人あるところに、もめごとあり。心の平和を乱すもの、恋と違和感、いさかいごと。他人(ひと)の話は楽しいけれど、できれば自分は蚊帳の外。
     生活とは、もめごととどれだけ折り合いつけるかって事かも。正しいと正義はイコールじゃない。そして、もめごと全部が負に変換されるわけじゃない。違和感は遅かれ早かれパチンと弾ける。違和感との社会的距離について爽やかに問う、もめごとです。


    【収録作品】
     (★は漫画作品です)

     『対岸の火事(羆たけし4800文字)』https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9992490
     日々の暮らしの傍らに、いつか来るその日にも、また若き日にも思いをはせつつ、基本は自分のいまを暮らす。それぞれの事件も時間も乗せて、とことこ走る電車に重なる。日常にちょっと斜めな視線を送る物語。
    (冒頭試し読み)篠突く雨の向こうから、紫色の電車がゆっくりと姿を現した。薄暗い景色の中、やけに派手な色彩が目に痛い。一両編成の小さな電車は駅に近づくにつれますます速度をゆるめ、やがて降りやまない雨にため息をつくかのようにがったん、と止まった。

    『なかよし(北中ねむ4200文字)』https://estar.jp/collections/2249382
     ねえ、それってほんとになかよし?今まではなんとなくやり過ごしてきた小さな違和感、花火みたいにぱちんと弾けさせてしまおう――ねむさんのテンポのいい文章に、わだかまった気持ちが吹っ切れる追体験すらしてしまいそう。今回も必見の一作。
    (冒頭試し読み)「なあなあ、昨日、俺、どうやって帰ってきたんだっけ」  朝は毎日、戦争だ。食の細い康太をなだめて、トースト を半分どうにか食べさせながら、幼稚園に持たせるお弁当 を作り、寝起きの悪い夫に朝食代わりのおにぎりを二つ手 渡す。

    ★『ねこねこ通信(大庭あやこ)』https://gramho.com/media/1972238148796960684
     大庭さんちの愛猫、シュリとアナキンの日常通信。ちゃんと『もめごと』のテーマはカバーしながら、飼い主がデレデレなのは隠しきれないこの内容。わりかし殺伐としている今回の新刊、唯一のオアシス!

     『キャンプファイヤー(大山真貴4200文字)』
     他人様のもめごとは、燃えれば燃えるほど愉快――大雨の日に、かつての同僚から聞かされる悪趣味な告白。でも意外と身近に、こんな人がいたりして。
    (冒頭試し読み)県のあらゆる記録を更新しまくっている豪雨の日、社長から電話がかかってきた。

     『省エネでいきたい(岸本める1900文字)』https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9992588
     めるさんの闇を描く、またまたどストレート直球な告白キター!! こんな辛い目にあいながら人に優しくできるのスゴイ。思ったけれど結論は『呪い』なのであった。本誌の巻末を飾るにふさわしい、ブラックホールエッセイ!
    (冒頭試し読み)どうやっても馬が合わない人はいるもので、ああいえばこういう、とりあえず私の意見を却下する事に全力を注ぐ人がいた。


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