「命の大切さ」を考える時、もっとも身近な存在は、動物や魚介類などが挙げられます。日本では、動物や魚介類、時には植物や道具類までを「命」として大切にし、その「死」を祀るという文化があり、それは日本特有の習慣でもあるそうです。
この書籍は、そんな広島県内にある「生きもの」の石碑情報を網羅した研究書です。著者は広島市安佐動物公園元園長の大丸秀士さん。ライフワークとして、動物にまつわる広島県内の石碑の調査を続けておられます。
掲載された石碑は公園や港、神社など、いずれも生活に根付いた場所にあり、たくさんの人々が「生きもの」のことを想って建立したものです。それらを訪ねることで、地元の歴史を振り返りながら、お子さんといっしょに「命の大切さ」に触れ・考えるきっかけにもなることでしょう。今までにない、ユニークな「地元再発見」「命を考える」一冊です。
※NHK広島の番組「広島れがしぃ」2018年3月29日放送にて、著者の大丸秀士さんが「石碑ハンター」として出演され「石の生きもの語り」も画面に登場しました。