今回の『文学フリマ福岡11』でメイン商品として「メンタルヘルスとポップカルチャーを考える」という ZINE を刊行しまして、こちらはそのスピンオフなります。全 20 枚、2 本の評論を収めています。簡易的なコピー本です。
最初に収めたのは「無生死の宴~星野源『Gen』、そして『Tour 2025 MAD HOPE』 」という評論で、国民的アーティストである星野源のアルバム『Gen』とそのリリースツアーを併せて思考を巡らせてみました。
次に収めたのは「ほっこりを手放し、安らぎを得る~『かもめ食堂』から『まる』へ、荻上直子の“禅”の境地」という評論で、ゆるい作風で知られた荻上直子監督の作品を辿り、その変化を捉えました。
両者とも”禅”の思想が最新作に取り入れられており、そのテーマで貫き 1 冊に仕上げてみました。両者ともにデビュー当時は素朴で日常的な表現を行っていましたが年を重ねて様々な手法を手にしつつ、近い時期に”禅”へと辿り着いた、というこの奇妙な合致に想いを馳せてみました。
名をつけるならばこれは”禅ZINE”と言えるのではないでしょうか。『メンタルヘルスとポップカルチャー』ZINE とともにゆったりと楽しんでいただければ幸いです。