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【委託】むつらぼし〜ローカル食アンソロジー東北編〜

  • え-15 (小説|短編・掌編・ショートショート)
  • むつらぼしろーかるしょくあんそろじーとうほくへん
  • 砂原藍 他
  • 書籍|A5
  • 600円
  • 2018/6/17(日)発行
  • 帰ってきた『ローカル食アンソロジー東北編』!
    東北六県出身者及び在住者が書く、郷土食アンソロジーです。
    キャッチフレーズは『とうほくのごはん、おかわりしませんか。』
    内容は当日までお楽しみに!

    【執筆者】(敬称略・掲載順)
    ・ゆら【青森県】
    ・時長直己(ときなが・なおき)【岩手県】
    ・良崎歓(よしざき・かん)【秋田県】
    ・やないふじ【山形県】
    ・榊柾樹(さかき・まさき)【福島県】
    ・砂原藍(すなはら・あい/主宰)【宮城県】

    秋田県担当・良崎歓様は『六花~ローカル食アンソロジー東北編~』に引き続いての登場です。

    (ネタバレなしの本文より抜粋宣伝)

    「どんなものも、ある日突然なくなったっておかしくないのだ。」
    「あの日の俺を支え、今の俺の背中を押してくれた味が、今も、これからもここに在り続ける。」
    『いっぱいの温もり』【青森県】 

    「そう言っておもむろに鮭を口に運び、白飯をかき込む。口の中のものを全て飲み切らないうちに味噌汁に手を伸ばすと、それで残りを流し込んだ。 」
    「守りたいものがあるならば、「誰か」を当てにはせず自分で一歩踏み出さなくてはいけない。きっと父もそうやって選択したのだろう。今度は私たち姉弟が向き合う番だ。」
    『継がれゆくもの』時長直己【岩手県】

    「ご飯に対する気持ちが同じであるように、これから先も一緒に、同じものを見ていきたい。」
    『縁もゆかりも』【秋田県】

    「あっちじゃ食べないからさ。一人のときには作らないし。友達と一緒にって感じでもないからなぁ。やっぱり、家で食べるものかなって」
    『鍋へ、ふたり』【山形県】

    「気にするな。今日はだいぶ遠くまで皆出払って人手がないし、だからやってくれようとしたのだろう?」
    『幸せ。』【福島県】 

    「祖母が亡くなった時、私たちにはもうお互いしかいないのだと思った。
    でも、違う。この味に祖母がいる。
    父母の血、祖父の優しさと愛、祖母の味。全部繋がった先に私たちがいる。」
    『繋ぐ』砂原藍【宮城県】 

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