こちらのアイテムは2026/11/8(日)開催・文学フリマ東京43にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京43公式Webサイトをご覧ください。

観世

  • 南3-4ホール | つ-23 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
  • かんぜ
  • 竹森絵美
  • 書籍|B5
  • 192ページ
  • 1,200円
  • 2013/9/15(日)発行



  • この世を観る。

    この世と折り合う言葉 つぶやき 嘆き 叫び


       “我らに還る所は残っているか”



    『水の巡り』
    『エコノミック・ヲタ』
    『さあねえ』——

    投げかけられる40篇。







    土の匂いがする温かな雨の中
    放射能も薄毛も忘れて
    どこまでも濡れて歩いた
    コンクリートに遮られても
    大地を踏みしめていくんだ
    出来ることばかりやってもしょうがない
    出来ない芸当もたまにはやらなきゃ
    たとえ社会が狂っていても
    こうして
    夜は明ける 季節は廻る
    春は痴呆の笑いをもたらすと詩人は言った
    満願の空に笑いなどない
    ただすっと抜けていくものがある
    かつて共に戦ったと信じた仲間
    底から掬ってくれた恩師
    手にしたと思ったシルシ
    あれは幻だったのか
    生きてある限り
    この喪失感や悔恨と向かい合っていくのだ
    本当は
    つらすぎるこの終わりの時代に
    神に足を向けては寝られないけれど
    この神州では
    八百万の神の座(ま)します
    どこに向けても風は当たるだろう
    たらたらしてたら
    いつのまにか
    我が人生は
    ボーナストラックに突入していた
    いや
    ロスタイムか
    ここから先はやらない手はない
    すべて王手か詰んでいるかだ
    でも
    あなたが泣いている気がしたんだと
    誰か言ってくれないか
    もう一度
    昔
    そんな空間に生きていたんだ



    『オールジョーカー』

























ログインしませんか?

「気になる!」ボタンをクリックすると気になる出店者を記録できます。
「気になる!」ボタンを使えるようにするにはログインしてください。