精神の狩猟
- 南3-4ホール | つ-23 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
- せいしんのしゅりょう
- 竹森絵美
- 書籍|新書判
- 80ページ
- 800円
- 1999/9/12(日)発行
夜が明ければ声はするのか
“起きろ! お前の番だ!” と
——まさかね
遠い夜の角笛に追われて
獣たち。異国の風。夢。神。
全31篇に及ぶ、精神の旅路。
影は踊る
ガムランのリズムに合わせて
飛天の姿の乙女たちよ
撓る腕
美しの指(および)
ハチのねじ切れそうな腰に巻き付けた更沙
酔うように螺旋を描く その足先に
捌ききれないどんな想いもない
回れ
見えない翼を撓らせて
その足首から古いくびきを拗じ切っていけ
清い額に揺れる黄金(きん)の花冠
眼は眼を見つめ
おまえは私の眼に映った自分を凝視する
さんざめく笑いの中
おまえたちは
黒い螺鈿の舞姫よ
滅びを舞う
死を象る
約束された
どんな明日からも
遠く離れて
『チョウ』
