こちらのアイテムは2026/11/8(日)開催・文学フリマ東京43にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京43公式Webサイトをご覧ください。

精神の狩猟 -天地人-

  • 南3-4ホール | つ-23 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
  • せいしんのしゅりょう てんちじん
  • 竹森絵美
  • 書籍|B6
  • 20ページ
  • 200円
  • 2026/10/12(月)発行




  • 時の種を播いて時の種を刈り取る
    聖なる者 知っているのか

    何処へ行けばいい





    『 精神の狩猟 』より、

    長詩・精神の狩猟を抜粋し、

    単体の作品として楽しめる形にしました。

    どうぞご一読ください。




     砂漠が海を侵食(おか)していく

     死が生を侵食していく

     夢が存在を侵食していく

     

     私は思わずにはいられない。これほども拡げた腕、これほども豊かな胸の上に残っているのは、そして、これからも残るであろうものは、いつでも、私の愛してきたものではないということの不思議を。それがなぜかということではなく、縁というものについて。







     ——来る日も来る日も、私はあなたの頭上に王冠を飾り、みとれていたものだった。

     あなたという海に、太陽は昇り、沈んだ。

     雨上がりの屋上で、夕陽の海で、私は何度も別れを告げてきた。あなたと、あなたの後ろに輝く翼に。また、いつか出会うことが判り切っていても。

     あの日、雷雨の街で、私があなたに渡してしまったのは、手頃な幸福の請求権だったと私は気付いていなかったか。

     あれは、略奪のための放棄だった。









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