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明日の君を思う 上

  • 南3-4ホール | き-47 (評論・研究|ジェンダー・LGBTQ)
  • あしたのきみをおもう じょう
  • みなも
  • 書籍|A5
  • 120ページ
  • 1,000円
  • https://www.pixiv.net/artwork…
  • 2025/10/19(日)発行
  • 「鬼滅の刃」の二次創作【漫画】同人誌。
    「ままならない」身体とどう生きるか、「強さ」とは何かをテーマに、冨岡義勇を描く。

    ==========
    【あらすじ】
    鬼がいなくなった世界で生きるということ。

    誰もが願った夜明けの光が時に眩しすぎると感じる。
    水柱としての役割を終えた義勇は狭霧山で鱗滝と一緒に暮らしはじめた。
    鍛錬も呼吸も必要ない世界。
    夜は眠り朝起きて、薬を飲み食事をする。
    そんな生活が愛おしくて、どこか苦しい。
    ままならない身体で生きるということ。
    それでも明るい未来を思うということ。

    未来に向かうということは、今日を過去にするということ。
    朝は必ず訪れるし、夜も必ずやってくる。
    今はまだ、それでいい。

    ==========
    冨岡義勇とは、漫画『鬼滅の刃』に登場する想像上のキャラクターである。
    漫画『鬼滅の刃』は、ものすごくざっくりと言うならば、人喰い鬼をやっつける漫画である。
    夜な夜な人を喰い、人の生を脅かす鬼に主人公たちは立ち向かう。

    冨岡義勇は、鬼に対抗する組織のなかでも、トップクラスの実力を持つ「柱」の一人である。
    冨岡義勇は、作中で「強い」キャラクターとして描かれる。物語のはじまりではその強さと意思をもって主人公を導き、クライマックスでは「柱」として文字通り血反吐を吐きながら奮闘する。

    冨岡義勇は、「鬼滅の刃」という物語において、強さを求め続けた男である。

    では、「鬼滅の刃」の物語が終わり、鬼がいなくなり、平穏な時間が訪れ、鬼を討つために積み上げた「強さ」が必要ではなくなったとき、彼はどう生きていくのか。
    鬼を討つために酷使し続けた身体は、もう以前のように動かすことができない。自分の身体を自分で「コントロール」できないもどかしさと、どう生きればいいのか。
    そのとき、彼は何を考えるのだろうか。

    ハッピーエンドの後にあるのは安寧ではない。ハッピーエンドの前から続く「ままならない」人生が、同じ質量のまま変わらずそこにあるだけだ。
    冨岡義勇が、そこでどう生きてゆくのか、私は見てみたい。

    ==========
    「鬼滅の刃」ファンダムにおいて、ラスボスとの闘い後の冨岡義勇(たち)のこと・生活を「余生」と呼ぶ動きがある。

    「余生」という言葉を前にしたとき、何を考えるかは人それぞれだが、私は今「余生」という言葉を拒絶する。

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