対話型鑑賞会《The Art Chat》は、一つのアート作品を囲みながら、 ふと心に浮かんだ感覚や問いを、自由に言葉にしていく場です。 これは、その対話の内容を基に創作した、4つのちいさな物語。 ぜひ、題材となった絵画とともにお楽しみください。
「ある報告会の記録」
人間の世界に留学していた蛙が、その経験について仲間に話す報告会の記録。留学を通して、動物同士の不思議な絆が繋がっていく。
ほうっと一息ついているような、小泉八雲の蛙の絵を題材にして。
「ベラの手紙」
ちいさな国メテオルで郵便配達をする少女ベラのお話。手紙を受け取ること、誰かを想って綴ること、ワクワクを届けることの、素朴なあたたかさが広がる。
青い木々の立ち並ぶ、カンディンスキーの彗星の絵を題材にして。
「あなたの言葉を、私に聞かせて」
花の力を借りるとき、誰かの絵を鑑賞するとき、私自身と向き合うときーーその奥に脈打つ生命への敬意を、忘れてはいないだろうか。
淡く、しかし堂々と佇む、オキーフのタチアオイの絵を題材にして。
「ステーキ」
タイプライターの修理工場で働き始めた僕。昔の物、古い記憶を慈しみながら、目の前の食卓を大切にし、仲間と共に分かち合う喜びを噛みしめていく。
朝の食材が静かに輝く、クラースの静物画を題材にして。
オンラインショップにて、サンプルページをご覧いただけます。