人間は、長く睡眠を取る唯一の生き物である。
どの世界でも、どの次元でも人間は睡眠から離れることはなかった。
睡眠という意識を刈り取られる、一見すると非効率極まりない行動が長い歴史においてなくならなかった理由は記憶の定着にある、というのが現代科学の見解である。
夢を見る機序も、記憶の定着の過程とされているが魂を見てみると睡眠のもう一つの目的が見えてくる。
魂は、睡眠によって今居る次元を離れ、疲れを癒やすため短い旅をする。
その旅の到達点、夢の世界といわれる世界の一つがここなのである。
故にこの世界の人々は『半夢界』と、自分たちの住む世界を呼称する。
(本文引用)
夢の世界の一つである異世界『半夢界』を舞台にしたファンタジー小説です。