こちらのアイテムは2026/5/4(月)開催・文学フリマ東京42にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京42公式Webサイトをご覧ください。

永遠のキサ

  • 南3-4ホール | い-92 (小説|SF)
  • えいえんのきさ
  • 葉々
  • 書籍|B6
  • 226ページ
  • 1,000円
  • 2026/5/4(月)発行

  • 「静物だから私は」
    ただ時が過ぎるのを待っていた“私”は、自分の美しさを武器にする少女“キサ”に出会う。

    子どもが観賞用の道具として利用される世界。戯れにカセットテープに声を吹き込んだ青春の日々。若さは尊ばれるなか、とある技術がまことしやかに噂されていて…。
    ガール・ミーツ・ガールSF小説
    「永遠のキサ 」
    初出 『漆黒の熱量 V系SFアンソロジー』

    文学フリマで発表した短編を中心に個人短編集としてまとめます。
    少し不思議な物語をお楽しみください!

    収録作…

    ・「ロミさんの舌鼓」
    水曜だけ現れる“幻の店”に導くロミさん。彼女の舌が味わうのは料理か、それとも――。愛と食欲が絡み合う、日常に潜む不穏な恋の物語。

    ・「+00―3636―0243」
    病弱だった私は、元カレが捌いた“ワニ”を食べてから変わった。事故でも死なない身体、消えない未練。サメの肉がくれたのは、強さか、呪いか。

    ・「メモリーノイズ」
    父の危篤をきっかけに、主人公は封じた記憶と向き合う。母を欲した願い、父を罰した祈り――下水道の暗がりで、家族の喪失と再生が蠢き出す。

    ・「永遠のキサ」

    ・「青魔女ヶ丘」 
    青魔女ヶ丘に咲く青い花。手を離した瞬間止まった時間の中で、友情は“魔法”の向こうへ消えていく。

    ・「服獣譚」
    兄弟殺しで王を目指す少年は、瀕死の末に森へ捨てられる。敵国の少年ペチカと生き延びる中で芽生える絆。しかし再会は裏切りと罠へ——獣皮に魂を喰われ、王となる運命の果てに残るものは何か。

    ・「海兎使」 

    故郷の葬送で、ミルは月へ帰る貝「ウノツカイ」の伝説を知る。嵐の夜、ウミツカイは自らの貝殻を探して月へ帰っていく。死者の魂も連れて。

    ・「メランコリー・サイボーグ」
    サイボーグ・ノウは、自身の“異常行動”の謎を追う。辿り着いたのは、消された最初の記憶と一人の女性。快楽と奉仕の果てに隠された真実とは——愛と欠損が暴かれるSF心理劇。

    ・「架空葛」 
    インフラ崩壊後の世界、電線に魅せられた「私」は、事故死したはずの詠み手@makomoの言葉を追う。やがて浮かび上がるのは、電線と“接続”された愛の痕跡——消えゆく空の線に、彼女は何を見るのか。

    ・「二つ名の昔話」 
    謎のおばあちゃんが遺した砂入りの瓶。中から現れた一枚の写真が、母の家族の秘密と、海辺に消えた恋を呼び覚ます。少女は謎の名前を探す、夏の遺言の物語。

    ・「ユメウラ」 
    婚約者の実家に伝わる「夢解き」。雪深い元日、背中に刻まれた一文字が、僕の未来を勝手に象りはじめる。

    ・「奪文字」 
    結婚を機に名前を変えた女は、言葉の誤りと“動く文字”に侵食されていく。やがて現実すら書き換わり、身体と存在は異形へ——日常が崩れる違和と恐怖を描く、静かな侵食ホラー。


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