こちらのアイテムは2026/5/4(月)開催・文学フリマ東京42にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京42公式Webサイトをご覧ください。

すこやかなひとりぼっちの守り方

  • 南3-4ホール | そ-50 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
  • すこやかなひとりぼっちのまもりかた
  • うすいはるか
  • 書籍|四六判
  • 192ページ
  • 1,650円
  • https://www.kadokawa.co.jp/pr…
  • 2026/3/18(水)発行
  •  装画・挿絵:カシワイさん
    2026年3月18日発売

    「大丈夫」と心から言えない日のお守りに。数分で読めて何度でも沁みる100のショートエッセイ集。 うまく言えなかった言葉や、気づかれずに過ぎていった仕草。ほんの数秒だけ心をかすめた気配。 日常で見過ごされてきた思いや時間を、丁寧な筆致で掬い上げていく、著者初めてのエッセイ。 (KADOKAWA公式情報より)

    【本文より】
     すきなひとに「さみしさに単位があるなら何だと思う? 私は滴だと思う」と聞いたら「ヘルツ」と返ってきて、すきだなと思った。あなたのさみしさはふるえるんだね。

     自分で包んだ餃子は、なぜこんなにかわいいのだろう。ひだのかたちが不格好でも、餡を入れすぎて丸々しても、無性に愛着がわいてしまう。もくもくと包みながら、考えごとをしているようでしていない。一瞬誰かの横顔を思い出したり、何かを反省しかけたりするものの、餡と一緒にくるまれてすぐに見えなくなる。いい思い出もそうでないものも一緒に眠る、引っ越し前夜の段ボールみたいに。しっかりと、さみしいまま生きていこうと思う。

     そうか、私、やさしい人になりたいんじゃなくて、やさしくしたい人がいる、なんだ。

    初めての商業出版本です。

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