陰の書店員になりたくて!2 松本死闘篇
有原拾太郎
目次
はじめに
第一章 前作の反響と私の注釈
第二章 ある日の新宿店
第三章 松本死闘篇 伏流
第四章 松本死闘篇 奔流
第五章 松本死闘篇 過流
第六章 松本死闘篇 暗流
終わりに 鶏鳴狗盗
はじめに
前作『陰の書店員になりたくて!論理棚学論考』を制作した後、身近な友人・知人に配り歩いた。一方、文学フリマ東京に出店し面識のない方々に販売した。加えて、一部書店でも取引していただきBOOTHの自社サイトを開設した。
その結果、思いがけず多くの方から感想と賛辞をいただいた。「次回作は」というお声がいくつかあった。ここに『陰の書店員になりたくて!2松本死闘篇』をお届けする。
お分かりの方がいるだろうが、一作目の「論理棚学論考」という副題はヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』へのオマージュである。すると、二作目もそれで行くのが普通である。当初はそのつもりで『哲学探究』オマージュの「棚学探究」を考えていた[1]。
しかし、文章を書き出す段階で、副題は「松本死闘篇」に変更することに決めた。なぜなら「棚学探究」という客観的で冷静な副題では言い表せない、体験を思い出したからである。
すました傍観者を装ってはいられない。鋭い痛みが脳髄に間断なく走り、全身が引き裂かれ血がとめどなく流れるような、厳しくも辛い、そして素晴らしい労働の日々を送ることになった。得難い経験であった。『陰の書店員になりたくて!2松本死闘篇』ここに仁義なき戦いの幕が上がる。
[1] 「青色本」「茶色本」からの「緑色本」も考えたがあまりにマニアック過ぎる。
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