スクラッチブックとキリ、ふたりが会っちゃうとどうなる!? どうなっちゃう!? 春に読みたい本No.2!
スクラッチアートブックである主人公は、自らの真の美しさを知らずに純粋なA4用紙に片思いしている。彼女の清らかで澄んだ姿に対して自分は黒くて汚いと、周囲の筆記用具たちからも軽んじられていると嘆く。しかしある日、千枚通し――キリ――との出会いによって、自分のなかの虹を見出す。私はこの物語を通して一見ある意味も感動も湧かないようなものにも、実はかけがえのない美しさがあるという、そんな希望を伝えたかった。