人には人の極があって、お互い避けてしまう――夏は、終わらない! 最上の最夏の物語
主人公・舎人亜夏羽は教壇に立ち、過去の自分を思い起こす。父の不在を理由にいじめを受け、不登校に陥った中学時代。夏休みのある日、勇気を出して乗った電車の中で、幼なじみの各務原葉月と再会する。葉月は『人には人の極があり、互い退き合うしかない』と主人公を慰める。二人は思い出の場所を巡り、過去のことを語り合う。だが、夏祭りの終わりに葉月は姿を消し、亜夏羽は彼が自ら生み出した幻影であったことに気づく。その悟りは、過去への未練を手放し、自らを癒やすための旅路となる。