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フィフィ、大夢の恋人

  • 南1-2ホール | R-81 (小説|純文学)
  • ふぃふぃ、たいむのこいびと
  • らむーら塩
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 216ページ
  • 1,000円
  • 2025/5/28(水)発行
  • フィフィというファンタジー掌編小説で本作は始まる。 フィフィの内容は自分自身に成長を止める呪いをかけた孤独な少女が、運命の想い人と再会して止まっていた時間を動かし、家族を愛し往生するという物語である。
     これが書かれている山吹色のノートを拾った主人公、恒延彩文は、横浜の美大に通う学生だ。大学に通いながら2人の同級生とルームシェアをして暮らす彩文には、秘密がある。幼い頃、自分を愛し守ってくれた祖母を、事故で亡くした真相だ。幼い頃から片想いをしている、幼馴染の朔を始め、ルームメイトであるアマドとバースは、突っ込んだ話もできる貴重な 同級生だ。朔はアインシュタインの名言引用から、アマドはバプテスト宣教師の息子として、バースは東洋思想から、彩文の日常に精彩と救済を与えてくれる。しかし、彩文には決して拭えない罪があり、それが祖母の死だった。フィフィのノートの作者であるエリと偶然出会い、交流を続けるうち、彩文は祖母の遺した万年筆を指して、これは僕の愛しい恋人だと断言する。その理由の悍ましさが、段々と明らかになっていく。
      この物語は、恒延彩文という一人の男の、罰の物語である。

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