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私は明らかに人生を大きく変えられる被害を受けたのに、ずっと正しく怒ることができなかった。家族よりも自分が悪いと思うことすらあった。以降、家族に対しての怒りはあっても、自分を軽んじる他者などに対して、上手に怒ることができなくなっていた。そんな私が、カウンセリングによって、ようやく自分の感情を、適切な怒りを取り戻すことができたのだ。(本文より)
虐待被害を受け、4度の自殺未遂、精神科入院、生活保護受給などを経て、措置入院の際に「複雑性PTSD」と診断された著者が、カウンセリング治療によって“適切な怒り”を取り戻すまでの記録。
本書は、『この地獄を生きるのだ』『家族、捨ててもいいですか?』『私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに』『私がフェミニズムを知らなかった頃』などで知られる著者が、複雑性PTSDの治療に取り組んだ記録です。