雑誌「ディスタンス」は、一年がかりのプロジェクトです。
その前半[測量編]では、小説における「距離」とはなんなのか、
そしてその「距離」をどうすれば測量することができるのかを考えました。
私たちがたどり着いた答は、
小説の「距離」を、
「物語世界との距離」
「語り手との距離」
「作者との距離」
という三つの距離の〝分散表現〟として考えるというものでした。
それでは、よい小説を書くための
「適切な距離」とはなんなのか。いったいどうすれば「適切な距離」で書くことができるのか——
これこそが探求のゴールであり、すなわち本誌のテーマです。