分光器越しの夏
- 南1-2ホール | B-51〜52 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
- ぶんこうきごしのなつ
- 千田 洋平
- 書籍|B6
- 124ページ
- 1,500円
- 2025/11/23(日)発行
- 俳句雑誌「noi」にて「生き抜くためのことばたち」連載中 23歳の俳人・千田洋平の第一句集。
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〈帯文〉
洋平の書く人間は、ぐらぐらと揺れながらも、選ばれる季語の光やぬくもりによって、世界を信じようと前を向いている。
(神野紗希)
フィクションに取り囲まれた世界でノンフィクションとしての人生を選び取っていくこの人は、なかなかタフな人ではないか。
(野口る理)
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〈髙橋明花抄出八句〉
背伸びする身体測定雲の峰
先生は理不尽胡瓜がぶり食う
ふるさとの発車メロディつばくらめ
夕蛙スナック街の通学路
水飴をすくう重さや春眠し
ミルメークのためのひとくち今朝の夏
夏の雨タオルに押し込める弱音
化粧などするなと父やざくろ割く
〈外山歩佳抄出八句〉
今朝の夏サドルをすこし高くする
ピアノには朝のつめたさ卒業日
啄木の書斎あかるし午後の蝶
冬の陽やレトルトカレーの封を切る
ドの鍵の返らぬピアノ月の雨
サングラス顔すら知らぬ実父の死
冬あかね祖父一代の自転車屋
ウチらのらに入らぬわたし桜ふる
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〈内容〉
序文「少年から青年へ」:鎌倉道彦
第1章「水槽のなか」
鑑賞文「水面を見上げる」:菅原わかば
第2章「ただいま、風鈴」
鑑賞文「もので伝える愛おしさ」:及川真梨子
第3章「一夜のパーティー」
鑑賞文「フィクションのあわいに」:野口る理
第4章「捨ててみたいの」
鑑賞文「書くことと捨てること」:吉田恵理
第5章「選んだ方が人生」
鑑賞文「一回性を引き受けて」:神野紗希
あとがき
著者紹介
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[ちだようへい(2002〜) 「むじな」「noi」所属]
帯文:神野紗希/野口る理
序文:鎌倉道彦
鑑賞文:菅原わかば/及川真梨子/野口る理/吉田恵理/神野紗希
装画:佐々木槙子
帯抽出七句:髙橋明花/外山歩佳
発行所:むじな発行所
発行者:浅川芳直
B6版
124ページ
2025年11月23日刊行
