こちらのアイテムは2025/11/23(日)開催・文学フリマ東京41にて入手できます。
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海へ続く道

  • 南3-4ホール | い-34 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • うみへつづくみち
  • 青川有子
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 104ページ
  • 500円
  • 2025/11/23(日)発行

  • 人の願いを叶える流れ星がキーアイテムの「流れ星シリーズ」より、
    江里口サトルくんが主人公のお話をまとめた再録本です。
    全体としては希望のあるお話なんですが、一部に暴力描写や精神不安定な描写があるのでご注意ください。

    「流れ星と雨上がりの色彩」

    2016/10/8
    おねショタアンソロジー『∞-infinity-』 に寄せた作品です。
    pixivに本文掲載しています☆彡

    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26420578
    余計なことは知りたくない。知らないでいいことは知らないままでいたい――。
    他人の心情を色として見る力を持つ江里口サトルは、憂鬱な毎日を送っていた。
    折り鶴を折って時間をつぶすサトルの前に、ある日上級生の一之江ルリが現れる。
    騒がしく強引だが親切な一之江の真心に触れて、サトルは一之江を慕うようになる。
    しかしどうやら一之江には「大切な人」がいるようだ。
    一之江の過去を知ったサトルの、下した決断とは――。

    「星のない夜」

    2017/5/7
    ルリの双子の姉、エリちゃんのお話です。
    「ルリ、あんたは嘘つきよ」
     あの時言った言葉が、夢の中でハッキリと響く。
    「あんたが何を言ったって、私は信じない。だから印をつけるね。誰が見てもあんたが私と一緒だって分かるような印。あんたがどこへ行ったって、誰とどんな関係になったって、その相手に気持ち悪いって幻滅されるような印」

    「いつか、約束の海へ」

    2018/6/5
    Text-Revolutions 第7回Webアンソロ「海」 に寄せた作品です。
     これ以上聞くのはよそう。サトルの知っている世界と一之江の生きてきた世界はあまりに違い過ぎる。その違いをいちいち確認して、なんになるというのだ。そしてきっと、今は。
    (一之江と俺がどんなに違っても、今は一緒にいるんだ。海にはこれから一緒に行けばいい)
     サトルは口を開いた。
    「あのさ、一之江」
    「はい」
    「今度一緒に海に行く?」

    「海へ続く道」「赤ずきんと子ヤギ」

    2025/5/11
    季節が巡り、春を迎えたサトルとルリのお話です。
     一之江は海に行きたいのだ。エリちゃんと一緒に、いつか約束の海へ。一之江が人生をかけて歩む道は、エリちゃんと再び会うための道。
     サトルは端末を閉じて、視線を上げる。校舎の向こうに、お不動さんの塔が見えた。都会のようにも田舎のようにも思えるこの街から、海はそこまで遠くない。中学生のサトルには遠くても、大学生になる一之江にはきっと全然遠くない。
     一之江はいつか、自分の足で海へたどり着くだろう。サトルが何をしなくとも。一之江はいつだって、弾むゴムボールのように力強くて、危なっかしいけれどサトルよりもずっと大人で。サトルが一之江にしてあげなきゃならないことなんて、一つもない。
    (それでも、一之江が前に進むなら、俺は)

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