五十五歳にもなって改めて仕事どうするか考えた
- 南3-4ホール | そ-83 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
- ごじゅうごさいにもなってあらためてしごとどうするかかんがえた
- 佐貫実散
- 書籍|A5
- 60ページ
- 500円
- 2025/11/23(日)発行
- 文フリ参加は2回目で、2冊目の本をつくりました。
1冊目は「父親が嫌いだという内容の日記」とか『違国日記』について考えるなどの内容でした。どことなく踏襲し、2冊目は、まず「55歳」というどうにも後戻りできない初老のアラ還の男性が仕事についていまさらですが考えざるを得ない、という現実について書いています。仕事といっても所詮他人が嫌いって話なんですが、それをつきつめていったら、世界とか認識とか、心理とか精神とか、中井久夫のことばなど、あちこちに飛んでいきました。
仕事について、なんとなく自分とフィットしていないな…と考える人は多いと思いますが、私の場合には、つまるところほんとは他人といっしょになんかやっていくのは無理だ(部下としても上司としても同僚としても)という結論が今のところ出ているのですが、まあ他人について考えざるをえないのはどの世のどの時代でも同じでしょう。
そして後半にマンガについて考えたいということで三原順『Sons』について考えた文があります。三原順は『はみだしっ子』があまりに有名であまりにファンも多いですが、なんとなく『Sons』はそれを評した文をあまり見ないなあ?と思っていました。私は、はみだしっ子と同じくらい大好きなんですけど。三原の漫画にはいつも「この世間とどうにもうまくいかない少年や青年」が登場します。それは彼ら自身の中にある「自分」の核が、他人とぶつかるからだと思うのですが、それでもそれにより角を丸めるわけにはいかず、どうやって世間とか他人と折り合いをつけていくのか?というあたり、物語の構造が見事といいますか、あらためて詳しく読んでみてその味わいに恐れ入りますという感じです。ふるいマンガですけど是非もっと知ってほしいと思って書きました。宜しくお願いします。
