<引用5首>
冬襤褸(ふゆらんる) 乱流(らんる)の淵にひそみ寝る紙の襁褓(むつき)の襞(ひだ)白じろく
ラッキョウに芯あることを信じいるようにむき剝き続ける 九条
「妖艶(ようえん)」が差別語となる国の園孔雀(くじゃく)は去れり羽を広げて
濡れ光り伸び深く触れ消えてゆく夏の舌にてふれるすべてが
貼らぬまま乾いてゆきし二円切手ウサギは暗く僕を視つめて
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