90年代、バンドマンの裏側──。
まだ何者でもない21歳の「僕」は、人生に翻弄されながら自らを賭け、やがてアメリカへと流れつく。生き延びるために転がり続ける、半自伝的青春小説。
著者は、この小説で描かれたあとの2000年代にロック・バンドとして、メジャーデビューを果たします。本書は、そんな青年の友情や恋愛を基本軸に、黎明期のバンドマンの裏側を垣間見ることのできる作品でありながら、〈シリーズ人間〉としての「見落とされてしまうような瑣末なことを描く」という方針が貫かれています。編集部としては、21歳の若者がいくつかのアルバイトに精を出すシーンが特にお気に入りで、じつに〈シリーズ人間〉らしいと思っております。
TSUTOMU IBUKIさんは、〈あの頃〉の若者が抱えた人生に対する不安や淡い期待、どうしようもなさ、そしてやりきれなさを存分に描いてくれました。
そしてそして本書は、著者のデビュー作となります。
ジャンル:青春小説
定価:本体1400円+税
A6文庫判/ソフトカバー/120ページ
ISBN 978-4-911688-03-8/C0093
装画・ロゴ:散歩鳥
装丁・組版:山内宏一郎(SAIWAI DESIGN)
発行所:新世界/発売元:秋月圓
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