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・ あとがき
★ 試し読み ★
友人に呼ばれてユニバ行ったら、初対面の赤井担と仲良くなった
今年は待ちに待った怪盗キッドイヤーのため、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの年間パスを買い、3月の最初の土曜日に一人で行ってきた。
名探偵コナンの音声が流れるコースター、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに乗り、キッドがこれまでに盗んだビッグジュエルを再現したグッズを買う。
初めてコナンに登場した時の〈漆黒の星(ブラック・スター)〉と、探偵と怪盗を空と海に例えたセリフが大好きな〈大海の奇跡(ブルー・ワンダー)〉、そしてキッドのマジックがコナンに見破られて危機一髪となった場面が好きすぎる〈紫紅の爪(パープル・ネイル)〉のアクセサリーを手に入れた。満足!
そして翌日、今度は友人のTさんに誘ってもらって、もう一度ユニバへ。
昨年友人の結婚式で出会ったEちゃんも一緒だという。
さらに、「初めて会う赤井秀一のおたくおるけどいい?」とのことで、なんか楽しそうだし行く!と参加してきた。
彼女の名前は天童さん。
荷物が少なすぎて、スキンケアやフレグランスを扱う人気ブランド・Aesopの巾着に赤井秀一のアクリルスタンドを入れ、そのまま手から提げて現れた。
入場の荷物検査でも、巾着一枚に包まれてレーンに流されていく赤井秀一。
出会って早々おもろい。
彼女は安田章大担でもあり、全員が旧・関ジャニ∞のファンだったので、打ち解けるのに時間はそうかからなかった。
まずはグッズショップで、怪盗キッドのビッグジュエルグッズをもう一度買う。
購入できる数に制限があって前日はコンプリートできなかったので、友人たちに協力してもらったところ、そろっていなかった〈赤面の人魚(ブラッシュ・マーメイド)〉と〈翠緑の皇帝(グリーン・エンペラー)〉も入手することができた。完璧!
ブラブラ歩き回って、今度は写真撮影スポットを探す。
天童さんの赤井秀一ぬいぐるみとアクスタに似合う場所を見つけるためだ。
ひとつはレストラン『メルズ・ドライブイン』の前に並んでいるクラシック・カー。
この中にシボレーを見つけて、天童さんは大喜び。
型は違うが赤井秀一の愛車らしい。
そしてもうひとつはニューヨーク・エリア。
この裏通りには錆びた質感の非常階段がある。
毛利蘭がニューヨークで赤井秀一と遭遇した場所の雰囲気に近い。
人通りも少ないので天童さんは様々なところにアクスタやぬいぐるみを置き、角度にこだわって撮影を楽しんでいた。
気に入る場所が見つかって何より。
ハリドリの待ち時間にたくさんお喋りして、4人並びで座り、全員でコナンの音声を選んだ。
メインテーマが流れ始めると、全員示し合わせたかのように右手をリズムに合わせて振り始める。
ペンライト仕草が染み付いている。
今年の音声は「コナン、園子、蘭が乗った飛行機にキッドが現れるのだが、飛行機が操縦不能になり、キッドが着陸させる」という、『銀翼の奇術師』を思わせるような内容だった。
私たちはキッドから宝石を守る警備員という設定らしく、コナン君から「よろしくね、警備員さん」などと言われる。
絶対に嫌だ。盗まれるのが明白な宝石を警備するなんて、荷が重すぎる。
私はキッドファンのモブがいい。
「それは無理や」「責任取れん」と我々がコナン君に文句を言っているうちに、案の定、お宝はあっさりと盗まれたらしい。だから言うたやろ。
そうこうしている間に今度は飛行機が操縦不能に陥る。
こんな職場、絶対に嫌だ。転職したい。
必死で操縦するキッドにコナン君が口を出す音声が流れるのに合わせ、コースターが激しく何度も旋回する。
警備員の私たちは何もできず小学生と怪盗に任せっきりで振り回されるだけだったが、無事に着陸できたあと、コナン君から「ありがとね、警備員さん」と労われて、「うちら何もしてないけど……」と恐縮しながらコースターを降りた。
この音声、何かに残ればいいのにもったいない。楽しかったな。