かつて文明が開かれたように、個人の内側にも生活中に起こる静かでも劇的な変化はあって、わたしたちにとってのそれは、息をするように触れる音楽や服がつれてくる感覚だった。
音楽の余韻、洋服の肌触り、それらが日常に流れ込むと感覚は身体をめぐりゆき、目に見えぬまま、花開くように生まれていく。その所以から、この営みに名づけられた〈静脈開花〉。
5つの平凡なテーマを手がかりに、ふたりそれぞれの目線から生活に宿る名もなき景色を掬いあげていく。
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