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いずれ菖蒲か杜若〜私にとっては全然違う〜

  • 南3-4ホール | き-83〜84 (小説|アンソロジー)
  • いずれあやめかかきつばた わたしにとってはぜんぜんちがう
  • かざぐるま
  • 書籍|A5
  • 152ページ
  • 500円
  • 2025/5/11(日)発行

  • 「菖蒲と杜若のようによく似ているものでも、自分にとっては全然違う、その違いがよくわかる」というテーマで小説やエッセイを集めたアンソロジーです。


    テーマ作品

    『その日常にスミレを一輪』田んぼの恵
    日常にありふれるほんの些細なやり取り。他の人にとっては何気ない一言。けれど本人たちにとっては大切で心から嬉しい出来事かもしれない。そんなお話を3つ、花言葉を添えて。 良ければどうぞ!

    『森で暮らす』貴羽るき
     史が仕事を辞めたというのでお祝いに飲もうということになり、2年ぶりに会った。 溢れるレコードは史の歴史で、私の歴史でもあるように思う。棚には、同じレコードが何枚もあるように見えて……。

    『青のハーモニー』夕凪塔子
     美術大学で学ぶ、優等生の莉子と明るく人なつっこい結愛。正反対の性格だが二人は仲良しだ。しかしフリマアプリへの出品を始めたことで、競争意識が芽生えていき……。

    『君はアヤメ? カキツバタ?』n.n.
     旧校舎の男子トイレ、洗面台の鏡の前で目を閉じて「アヤメさん、カキツバタさん、おいでください」と唱えてから目を開くと、鏡に一人の女の子が映る。その子がアヤメさんなのか、カキツバタさんなのかを当てなければならない。

    『リーダーから来たメール』木村縦雄
     炎上するプロジェクトを救った 一通のメール。 ふと思うことがある、 本当の送信者は誰なのか……

    『キメラ植物園を作ろう』長月琴羽
    引っ越しをして、お気に入りの植物園が遠くなってしまった。どこへ出かけてもあの植物園がちらついてしまう。 そうだ、見つけた要素を組み合わせて、頭の中にキメラ植物園を作ろう!果たしてキメラ植物園は完成するのか、寂しさは埋まるのか……?

    『遠きにありて』五三一〇
     帰省した私は、家族とともに能登へと観光に向かう。震災から一年が経った今を伝える私的見聞録。


    特別企画 「私はこだわる!○○と□□の違い」 みんなはあんまり気にしないかもしれないけれど、私にとってはぜんぜんちがう!ということについて語ってもらいました。
    『私はこだわる!ボールペンの違い!』長月琴羽
    『私はこだわる!シウマイ弁当の違い!』天野すずめ
    『私はこだわる!TRPGのルールブック、紙と電子書籍の違い』五三一〇
    『私がこだわる?○○と□□の違い』木村縦雄
    『僕はこだわらないけど! 「冷や」と「冷酒」の違い』n.n.
    『嫌悪と執着の相似性についての考察』ふゆきなこ


    テーマ外作品

     『送り仮名について』菅江真弓
    「昂ぶる」と「昂る」など、送り仮名は二種類存在することがある。 俳句をきっかけに気になった送り仮名の違いについて考えたエッセイ。

    『地方競馬と落語』菅江真弓
     いろいろな場所で行われていること、開催日数が多いこと。 もう一つは……。
     考えてみれば意外に共通点のある、「私の推し活」みたいな話。

    『紫の褪色―須永朝彦『滅紫篇』』結城梗
     いずれ菖蒲か杜若、という成句の意味とは関係なく、菖蒲、杜若という語の並びから第一に思い起こされたのは、須永朝彦『滅紫篇』であった。 紫、あるいはその終わりについて思いを馳せた読書案内。

    『煙る海へ』薄明
     凪は自分を理由に動くことができない。かといって、他人を理由にしてもだめだった。
     終わりを思うと安心するから、夜の海へ通う日々。
     それすらも放り投げてしまったある日、コンビニへ向かうと……。



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