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文明停滞特区

  • 南1-2ホール | A-41 (小説|SF)
  • ぶんめいていたいとっく
  • 丸山弌
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 70ページ
  • 500円
  • 2025/5/11(日)発行
  • ひそかな自信作です。かなり強い気持ちを込めて書きました。

    【あらすじ】
    人類が飛躍的な進歩を遂げた未来世界。そこでは多くの人々が急速な文明の変化に疲弊し、停滞を望むようになっていた。やがて人類は、意図的に文明の発展を抑制した〈文明停滞特区〉と呼ばれる地域を設けて生活するようになる。しかし〈2010年代文明停滞特区〉に暮らすリオは、持ち前の好奇心と探求心からその禁忌を破ってしまい……

    【この作品への想い】
    ChatGPTをはじめとした生成AIの登場によって「反AI」や「AI学習禁止」という言葉をよく目にするようになりました。ぼく自身、創作者ですので、そうした気持ちはかなり理解できます。ですが科学や文明はそうした反応を尻目に進歩を続けることも、SF屋さんなのでよくわかっているつもりです。人類の知的好奇心は抑えが効きません。
    でも、だったらこの相反する気持ちにどう整理をつけようか。
    ひとつの結論として、新しい技術や文明やそこから生じた新たな価値観などに抵抗がある人は、いっそその時代に残ればいいのではないか。指数関数的な文明発展が予期される今後、特定の時代で文明の発展を意図的に停止させた〈特区〉を作り、そこで暮らしてみてはどうだろうかと考えました。
    他方、昔のテレビやインターネットを当時のぼくは楽しんでいましたが、今見ると目もあてられないくらい下品だと感じられるものもあります。そうした感覚の変化も文明の進歩に由来するものと思いますが、ニュースをみていると、そうした時代から抜け出せないまま現代に生きる人もまだ多いように思います。
    あぁこれは、文明停滞特区は需要があるんじゃないか。
    そんな着想から生み出した作品です。

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