「だがしかし、いまわたしは、もう、死にたくない。とても大きなことなので、日記として書いて残しておく。おそらく前からそうだった、死ななくてもよい生活だった。だがしかし、それを感じ取れていなかった。死ぬことに、ほんとうに拘泥ししがみつき、かじりつきすぎた。うまく生きていけない場合は死ぬべきであるという、父親が体現したそのやり方の記憶と一緒にいすぎた。これからどう生きていくか。」
「死ぬのをやめて生きると決めた人たちの集まり、どこかにあるだろうか。どこかにあるならそこに集う人たちにたずねたい、死ぬのをやめたとして、果たして生きていけそうですか?生きようと思う人生、心身に馴染んで謳歌してますか?」(本文より)