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いのちをひろって

  • こ-52 (小説|児童文学・絵本)
  • いのちをひろって
  • かめやまえいこ
  • この絵本は、著者がエイさんと知り合ってから5年間かけて、少しずつ、そして繰り返し聴かせていただいた体験談を文章にまとめ、切り絵を添えたものです。戦争を実際に体験された方からお聴きした貴重なお話を、このように形にして残すことで、戦争のおそろしさ、平和のありがたさについて考えるきっかけになればと思います。 

     太平洋戦争中、エイさんは疎開先の御前崎市から自宅のある浜松市にお米をとりに行きました。その日の夜おそく、空襲警報が鳴り響き、街のいたるところに焼夷弾が落とされました。
     エイさんははじめ防空壕に避難しましたが、そこにも危険が迫ってきたため、外に出る決心をします。一緒に避難していた近所のお年寄りや、赤ちゃんを連れた女性たちは、防空壕に残ることを選択したため、お互いの無事を祈り、一緒にお念仏を唱えて別れました。近くにあるお寺の広場を目ざしたエイさんのまわりに、次々と焼夷弾が落ちてきます。
     それは後に浜松大空襲と呼ばれるようになった、6月18日の空襲でした。1,700人余りの人が亡くなったこの空襲で、エイさんはどのようにして「いのちをひろった」のでしょうか。

     エイさんの体験談のほか、著者がエイさんのお話をもとに浜松の空襲について調べる中で分かったことや、浜松空襲の体験談をまとめた書籍についても触れています。

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