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景観の分類

  • A-15 (詩歌|現代詩・散文詩)
  • けいかんのぶんるい
  • 河上類
  • 書籍|A5
  • 64ページ
  • 700円
  • https://twitter.com/ruikawaka…
  • 2022/11/20(日)発行
  • 東の干潟に存在する無数の三角錐や、それを見守るようにして配置された二十三の鳥居、それらを見下ろし南中をつづける瓜のような太陽は、いったい誰のために用意された墓標であったか。

    (「東の干潟」より抜粋)

     詩22編を収録。 A5判、本文64ページ。2022年11月20日発行。


    目次

    Ⅰ 東の干潟/水平線/夏の回廊/ガラス瓶/梅雨/ラナンキュラス/遠景/非春の季節
    Ⅱ 夏・幽霊・深海魚/杖と蝉/鉄塔の足/幕/椅子/海峡より/草原に、肋骨を
    Ⅲ マグノリア/春の夜
    Ⅳ 鉄塔/岬の観測所/西の高原
    Ⅴ 岬/地図


    東の干潟(抄)

    東の干潟に存在する無数の三角錐や、それを見守るようにして配置された二十三の鳥居、それらを見下ろし南中をつづける瓜のような太陽は、いったい誰のために用意された墓標であったか。その答えを見つけることができぬまま、私は十七度目の春の夜を迎え、いつしか真昼の月の幻覚を見るに至った。真昼の月と真昼の太陽を見分けることができなくなったのは、果たしていつのことだったろうか。あの日、東の干潟に甲殻類の骨片を集めた白い雨は、私の住む街にも降りそそぎ、庭の隅に咲く彼岸花を血の通わぬ銀細工に変えてしまった。

    「東の干潟」全文
    https://note.com/ruikawakami/n/n5f18aa5e0793

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