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不死の宴 第一部 終戦編

  • い-35 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • ふしのうたげ
  • 栗林 元
  • 書籍|四六判
  • 388ページ
  • 2,000円
  • 2018/6/1(金)発行
  • 昭和十八年八月、理化学研究所の若き病理学者・如月一心は長野県上諏訪町の陸軍第九技術研究所分室の「ミ号計画」に招聘された。
    「ミ」とは、諏訪地方に縄文時代から残るミシャグチ信仰に由来する。この神の血を受けた者は不老不死のヴァンパイアとなる。日本では古来より国難の際の「特別な兵」としてヴァンパイアの特殊能力を密かに継承してきた。「ミ号計画」とは、このヴァンパイアを使った「超人兵部隊」の研究だった。
      如月が分室で出会った守矢竜之介中尉と守矢公彦少尉、そして職員の守矢みどりの兄弟は、代々、神長官としてミシャグチの血の系譜を守り続けてきた守矢一族の末裔だった。ヴァンパイアは昼間は活動できないため守護者が必要なのだ。
      如月は、ミシャグチの血を継承する姫巫女・美沙(四百歳)と謁見する。彼女を診察しながら、不老不死や超人的筋力などの能力も、光過敏や食性変化(人血嗜好)と同じ風土病の「症状の一つ」であると感じる。
      一方、竜之介は全国から四人の実験兵を選抜した。中野学校二俣分校の西城真一。関東軍対ソ特殊部隊の南部陽兵。挺進大隊(落下傘部隊)の東郷隆。そして玉砕した部隊の唯一の生存者・北島晃。彼らは、姫巫女・美沙との契りを経てヴァンパイアとなる。
      昭和十九年七月、沖縄に試験配備された実験部隊の運命は?
      そして終戦、姫巫女・美沙と守矢一族はミシャグチの血の秘密を守れるのか? 守矢竜之介の実験部隊と日米陸軍との三つ巴の戦いの決着は? 昭和から平成を生きた「不死なる者」たちの運命を描く、一大叙事詩が今スタートした。

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