里親が見つかるまで子供たちが仲間と幸せな時間を過ごす孤児院が、実は鬼のための食用児を育てる農場だったという衝撃の設定の『約束のネバーランド』。出荷を待つばかりの子供たちが、自らの運命を変えようと鬼たちと対峙し、奮闘する物語です。鬼は人間の脳を食し、その能力を獲得するため、彼らを出し抜くのは容易ではありません。鬼が取り込んだ人間、つまりホモサピエンスの能力とはどのようなものか?世界的ベストセラー『サピエンス全史』を通して、これらを読み解いていきます。そして子どもたちはサピエンスに特有のいかなる能力で鬼と戦ったのか、また鬼たちはサピエンスのどういった能力を生かして、自らの社会組織を編成し、その支配構造を盤石にしていったのか?サピエンスの能力に焦点を当てることによって、この作品世界の背景を考察します。連載途中で執筆されているので、対象範囲はコミックス16巻くらいまでとなっております。以下は章立てです。
約束のネバーランドの世界観、人間に危害を加える鬼という存在、二つに分けられた世界、人類の脳が発達した理由、鬼に農園が必要な理由、ネアンデルタール人との遭遇、サピエンスに起こった認知革命、ママのスパイだったレイ、ウィリアム・ミネルヴァからの支援、ゴールディ・ポンドでゲームを楽しむ鬼たち、ゴールディ・ポンドでのレイの状況把握、13年かけたルーカスの作戦、ミネルヴァの正体とラートリー家の役割、刷り込まれた虚構で人に銃を向けられない、大勢を束ねるノーマンの物語、鬼はなぜ人を食べるのか?、農業革命による鬼の社会の支配構造、農園システムによる鬼の権力闘争、権力基盤に邪魔な邪血の血、贅沢品を生み出す高級農園と試験農場ラムダ、人間の反乱に貢献した高級農園、農園システムの隙を突いたノーマンの策略、エマの望む未来
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