こちらのアイテムは2024/5/19(日)開催・文学フリマ東京38にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京38公式Webサイトをご覧ください。

G-W-G(minus)08

  • 第一展示場 | H-22 (評論・研究|文芸批評)
  • げーヴぇーげーみーぬすぜろはち
  • G-W-G編集委員会
  • 書籍|A5
  • 242ページ
  • 500円
  • https://twitter.com/G_W_G_min…
  • 2024/5/19(日)発行
  • 5月19日、『G-W-G(minus)』08号刊行。特集は「文学—国家」。「日本近代文学」は、天皇/制の権力に包摂されてきた。だが、そのような「国家」の包摂から逃れようとする「言語」の「力」を「文学」は潜在させてもいる。内野光子氏との座談会の他、近現代文学と「国家」をめぐる論考を掲載。 *文フリ東京【H-22】 表紙デザイン:坂本麻衣(sakamoto design)

    〈目次〉

    ◆巻頭言
    ◆座談会:「臣下」の文学――「勲章」としての短歌  内野光子・位田将司・立尾真士・宮澤隆義

    短歌によって天皇/制を「撃つ」ことは可能か。内野光子氏を迎え、短歌と天皇/制、「60/70年安保」と革命、結社と資本主義、第二芸術論・前衛短歌と「私性」、阿部静枝の「フィクション」、齋藤史・瀏と2・26事件をめぐり、大いに議論を展開した。

    論考

    ◆国家の空間、ゲリラの土地――大岡昇平『レイテ戦記』素描  宮澤隆義

    『レイテ戦記』中、国家の「作戦空間」とは異質なものとして大岡昇平の目に浮上してきたのがレイテの「土地」だった。そこでのゲリラに着目していった大岡は、執筆当時の60~70年代の世界情勢を重ねつつ、彼らに「前近代性」と資本の自由化という両面に対する闘争を重ねて見ていたのだ。

    ◆「無存在」の到来――武田泰淳『富士』論  立尾真士

    「真のミヤ」を自称する武田泰淳『富士』の一条実見の論理は、その徹底した無根拠ゆえ「文化概念」や「天皇霊」などの補填が不要な、天皇/制を凌駕する「無」である。天皇制-国家の「絶滅」可能性を潜在させるこの論理は、「真似」を介してテクストに「無精神」と「無存在」を刻み込む。

    ◆この人を見よ 江藤淳、痴漢と殴打の政治学――あるいは幻影の女  ヒカリクラブ

    かつて『噂の真相』が伝えた江藤淳の痴漢疑惑とは何だったのか。痴漢の手は安保闘争をすり抜け、父殺しを企み、果ては妻の体を激しく殴りつける。決して自らの欲望を諦めないこの者は、鞭打たれる罪人か、荊の冠をかぶった救い主か。いまここに倫理の書として江藤淳のテクストは蘇る。

    ◆「飼育係」の法      照山もみじ

    本稿では、「普通の少年たち」の「明るい物語」としてのBLが普及する90年代以降に書かれた、二つの暴力的=アナーキーなBL作品を取り上げる。それらは、中島梓の「ヤオイ」の系譜を事実上受け継ぎ、「普通」の世界を舞台とした「明るい物語」のいかがわしさを明るみに出すものである。

    ◆〈7・7〉と〈7・6〉との間で――「涼宮ハルヒ」と「外山恒一」  位田将司

    外山恒一の反管理教育運動の転換点であった「高塚高校校門圧死事件」(7・6)は、「華青闘告発」(7・7)と共に思考される必要がある。それは涼宮ハルヒの「世界」の創造の起点となる「七夕」(7・7)と共に〈読まれる〉べき出来事でもあった。「全共闘以後」を「享楽」の歴史と見做す。


ログインしませんか?

「気になる!」ボタンをクリックすると気になる出店者を記録できます。
「気になる!」ボタンを使えるようにするにはログインしてください。

同じ出店者のアイテムもどうぞ

G-W-G(minus)08

「気になる!」集計データをもとに表示しています。