そんなお題を与えられ、個性豊かな3人のメンバーが各々の想像を膨らませながら執筆したアンソロジー小説。全4編を収録。
【SF × 因習】「禁忌の園、贖罪の雨」/ 作者:落葉シラス
自動人形(アンドロイド)が一般的に利用される時代。大雨の日に男が迷い込んだのは、なぜか雨の降らない、前時代的な”注連縄に囲まれた村”だった。オカルトじみた因習を孕むその場所で、男は一体何を目の当たりにするのか。そして隠された奇妙な村の真相とは。
【SF × 宝石】「擬態するレッドスピネル」「煙る街のコバルトスピネル」/ 武田杏
ヒトの労働の全てを委託された存在”レプリカント”。彼らに関する依頼を”宝石”と引き換えに請負う工房があった。地獄蝶と呼ばれるその工房を営む女主人・ひすいと助手のレプリカント・ユーイチのもとには、今日も様々な事情を持ったレプリカントが運ばれてくる。
【SF × 滑稽】「下落合ファンクション」/ 生乾き女じじい
これはまだ、世界の中心が下落合にあった頃…。数を数えられる青年・三郎太は今日も自分のお店を営みます。そんな平和なある日のこと。下落合の国がとある危機に見舞われると、それは大きな事態に発展してしまって…⁉ 果たして下落合の国の運命は? 三郎太は世界を救えるのか?