ホラーアンソロジー「穢本」 十三名の作者による、それぞれの「ホラー」を是非ご覧ください。
正統派からゲログチョモンスター、実体験までなんでもござれ。
お山に帰りたい……亡くなる前に祖母がそう言ったのをきっかけに、謎が目を覚ます。 あの村は、あの山は、「おくれ様」とは、一体なんだったのだろう――。
「視線」 作:藤原クロベ
たまたま張り紙を見てしまった。それだけなのに。付きまとう視線、視線、視線……それはやがて形を作り、こちらの視界へ、こちらの世界へ侵入してくる……。
「雑集怪話「来たりて」」 作:サジッタ
世界には、こんなにも奇妙が溢れている。要る。そこに居る。
「寵愛」 作:両声類謎紳士 月華
亡くなった母からの手紙に書いてあった言葉――「ウリトリサマを、頼りなさい」 母の手紙に導かれ謎の集落にやってくるも、不可思議な事が次々と起き、とうとうそこから出られなくなってしまった。ウリトリサマに、気にいられてしまった……。
異世界召喚 作:最上翔
まさか俺が異世界に!? 大好きな異世界転生シチュエーション、これが楽しくないはずがない! 王道ファンタジーの旅路、美少女二人のパーティ、剣を振るって魔物をなぎ倒す、転がる魔物の、首、血、悲鳴……なにもかも、楽シイナア!
食育 作:猫舌甘党
いいこで ぜえんぶ 食べるから
ママがジェリーになった日 作:江古田煩人
何の前触れもなく、ある日この世の秩序が死んだ。 全ては全くのデタラメになり、人は化け物になり、ママはジェリーになる。そんな崩壊した世界で今日も、僕は学校に向かうんだ。
消えてしまった 作:高内優都
妹が居なくなった。高齢女性からの通報で、家に向かう一人の警官。どうしたら良いか分からず困り果てる女性は、ゆっくり考えながらこう言った。 「妹はよく、床下から現れるんです」……
波がくる 作:NEZumi
とあるホラー系同人誌を買ったことにより、見えるようになってしまった”あれ”。しかしホラー好きのさがなのか、それほど恐怖を感じていなかった。 あの日までは――。
満月 作:花月小鞠
「うちの別荘の近くねぇ、心霊現象が起きるの」 友人に誘われやってきた山奥の別荘。和気あいあいとした空気が流れていたが、夜になるとそれは一変する。入り組んだ暗い森、消える友人……全ては一つの悲しい秘密に繋がっていた。
最寄り駅にて 作:ぴょん
なんの変哲もないある日。ちょっと酔っ払っていたとか、ちょっと電車を間違えたとか、ちょっと眠ってしまったとか、そんなちょっとの隙間に、ちょっとの違和感が潜り込む。 ……あれ、それって――。
I A Y 金柑
丑の刻参り伝説が根付く某神社。肝試しにやってきた大学生達は、途中で同じく肝試しに来たらしい若者が乗る車とすれ違った。 「まぁ、上には何もなかったですけどね」 運転手の言葉の意味を知るのは、暫く後の事だった。
「十三指の儀」 作:篠崎マーティ
ネットで噂の降霊術、「十三指の儀」。今回は小説ではなく、この儀式について考察し、更には実践し、その経過を様々な媒体を使って皆さんと共有していこうと思う。いわば、呪いのレポだ。