こちらのアイテムは2023/11/11(土)開催・文学フリマ東京37にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京37公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

ことばの糸を紡いで

  • 第一展示場 | H-34 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
  • ことばのいとをつむいで
  • 松浦信孝
  • 書籍|A5
  • 100ページ
  • 1,200円
  • https://note.com/bookwormbope…
  • 2023/11/3(金)発行
  • 思考を拗らせた男が贈る、本の形の自己紹介

    小さな頃の思い出から、最近の話題など、思いついたことを片っ端から書き下ろした24編のエッセイ集です。
    本の話、スキーの話、祖父の思い出、ヨガと発酵、乗馬、バイク、自分で始めた書店の話など、著者が30年かけて集めてきた経験を、一旦棚卸し的に全部書いてみようという試みです。
    何気ない日々を、思い出しながら、一編一編紡いできました。
    あなたにとって大切な思い出も、思い出せます様に。

    ーーーーーーーー

    少しずつ「書くこと」に向かってきた——。
    この本は、定点観測の一つとして、思考を拗らせた男の自己紹介を兼ねたエッセイ集として書いた。

    「松浦さんは、少しずつ、いろんな経験を重ねて、書くことに向かって来たんですね」
     今年になって通う様になった、職場近くの隠れ家の様なバー「ホンジツ」のマスターに先日言われた言葉だ。

    そうか、自分は書くことに向かってきたのか。
    小学六年生の頃、星新一にハマってショートショート(超短編小説)の様なものを自分でも書いてみた。今思うと相当恥ずかしいのだが、当時は大真面目で執筆に励んでいた。祖父母が契約してくれていた雑誌『小学六年生』の付録が当時毎月一冊の短編小説で、恩田陸、小川洋子、伊集院静、椎名誠、石田衣良、錚々たるメンバーだった。その中でも小川洋子著『キリコさんの失敗』は、細身のスイス製の万年筆を与えられた女児が主人公で、その作品を読んで万年筆に強い憧れを抱いた。東京に旅行に行く祖父母にねだった結果、深い青の美しい万年筆を土産で買って来てくれた。それ以降書くことが楽しくて仕方がなくなった。僕にとって、小説を書き始めたきっかけは、万年筆だった。当時は学級通信に僕の作品を載せてもらったり、卒業の際には百均の製本テープで自作の短編小説たちを、製本し、校長先生にプレゼントした。当時の夢は小説家だったのだ。
     母から「作家はお金にならないからやめな」と言われたのもあるが、それより自分が今、世の中に出ている本以上に面白い作品を思いつかないという事実に気づいたことが、断念した理由である。
    それでも、中学生の頃からブログを書いていたし、Facebookで長文の投稿をすると、誰かしらがコメントしてくれるのが嬉しかった。その延長でブログを再開したのも、自分が示した考え方や表現に誰かが共鳴してくれるのが楽しかったのだ。
    センジュ出版との出会いも大きい。以前は知識や理論で武装した、今より更に硬い文章だったのが、センジュ出版の本に出会い、一冊読み終える毎に、自分の弱さやダメなところも、ちゃんと文章にさらけ出せる様になって来た。以前に書いた文章を自分で読むと、自分の変化に改めて気づく。文章は自分の定点観測になるのだ。

     僕の周りの人が楽しんでくれそうなのは想像がつくが、もし、まだお会いしたことがないあなたが、読んで楽しんでくれたのなら、これ以上の喜びはない。

    (本文「まえがき」より)


    ーーーーーーーー

    『ことばの糸を紡いで』
    著者 松浦信孝

    題字・模様:松浦信孝

    校正:前田稜汰

    編集協力:小林ひかり

    製本・印刷:株式会社 しまや出版


    全106ページ
    本体価格1200円(税込)
    初版100部


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