アロマテラピーで使う精油をアロマ妖精として擬人化した物語。
舞台は中世プロヴァンス。かつて修道女であったリヒャルディスは、長い長い眠りから目覚めて
「アロマの国に赴け」との命を受ける。そこで出会うアロマ妖精たちは医学校で学び、人間の悩みや悲しみを癒そうと日々努力をしていた。彼らと関り、人間と関ることで、過去に大きな悲しみを抱えるリヒャルディスにも少しづつ変化の兆しが見えてくる。
一方、アロマ妖精のローズマリー・カンファーにも悩みがあった。ある病気の人や子供に関わってはいけないというローズマリー家の掟があるため、頭脳は飛びぬけて明晰でありながら人間の力になりたくてもなかなか出番がない。香りの強さゆえ敬遠されがちでもある。それにひきかえ、親友のアロマ妖精キトゥルス・レモンは、常に冷静で優秀だが、とっつきにくさがなく、ほとんど誰にでも好かれる爽やか妖精。
そんなアロマ妖精たちのキャラクターから各精油の特徴や注意点が想像できるよう工夫された斬新な物語。癒しの新ジャンル、アロマ小説!