挿絵付き小説。B6 140ページ。
7本の短編小説集です。5本が同一の世界で繰り広げられるSF、2本が現代小説です。
5本のSF小説は木星の衛星ガニメデの人類入植基地の人々の生活を描いた未来SFの群像劇です。未来SFですが雰囲気は昭和の懐かしさを醸し出しています。 200年前の地球で流行っていたSNSの全データを発見した少年たちが次々と新しい発見をしていく話や、ガニメデで生活する男女の話、AIとイラストの話、地球とガニメデを結ぶ運送業者の話…などなどがあります。
2本の現代小説はそれぞれ夏と冬をテーマにした作品です。そのうちの夏をテーマにした作品、「THE END OF SUMMER IN THE PARK」は筆者サイトから読めるので試し読みしてみてください。
本書は表紙、挿絵、小説、いずれも今までで一番満足のいく仕上がりになりました。ジャンルはSFとしていますが、いずれの作品も人々の生活や冒険に焦点を当てています。 SF世界の中には人々の日常があり、その日常と日常から紡ぎ出される人生と感情は我々のそれと非常に近しいものになるはずだという信念がずっと心の中にあり、今回の作品はそのテーマを具現化できました。 SFが好きな人も、嫌いな人も楽しめる、そんな作品に仕上がったと思いますし、それが狙いでもあります。
5本のSF小説はまた、現実のSNSの一つ「Misskey」と深く関わり合いがあり、Misskeyの知識があるとより面白いかもしれません。(Misskeyを全く知らなくても楽しめます)
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