こちらのアイテムは2023/11/11(土)開催・文学フリマ東京37にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京37公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

朽ちぬ。

  • 第二展示場 Eホール | お-41 (小説|ミステリー)
  • くちぬ。
  • 中島大輝
  • 書籍|A5
  • 500円
  • 悪夢の正体は一体何?
     大学四年の伸二(しんじ)は、四年前に大好きだった母親を突然亡くし、それからというもの味気のない世界を、なるべく普通の人間として、最低限の欲と感情を持って、淡々と生きてきた。
     そんな中、フリーターの日和(ひより)との出会いをきっかけに、伸二の人生に大きな転機が訪れる。日和に生前の母親の面影を感じ、世界に彩りを取り戻していくように思えた伸二なのだが、それと同時に彼の抱えた、とある重大な過去が掘り起こされていく。
     伸二は母親を愛していた。それじゃあ、母親は伸二を愛していたのか。
     愛とは何か。何が愛なのか。愛が人に与えるものとは。
     錯綜する愛と過去に翻弄され、伸二の感情は常に不安定になる。そんな彼をいつも支える雄介(ゆうすけ)は、伸二と中学生からの友人で、伸二にとっても大事な存在となる。日和と雄介と関わっていく中で、伸二は何を知り、何を感じ、何を考えるのか。
     
     何度も描写される伸二の抱える衝撃の過去に読者はその都度呼吸することを忘れてしまうかもしれません。また、読み進めるごとに精神をすり減らしてしまうかもしれません。しかし、激しい展開により、ページを捲る手は止まらなくなるでしょう。
     そして、最後の章で読者の心は完全に折れる。これは私の思う最高で最悪のイヤミス。
     愛情と憎悪は表裏一体。


     
     

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