●あらすじ
カシオペヤ座のそばで明るく輝く青い星。その星は、かつて一羽の鳥であったという。ある鳥が空を飛び続けていたら、星に変わってしまった、という伝説があった。その青い星に憧れるかいつぶりは、いつか自分も星になりたいと密かに思っていた。しかし、かいつぶりは飛ぶことが苦手であった。
あるとき、顔見知りの冠かいつぶりに出会い、彼に発破をかけられたかいつぶりは、思い切って飛ぶ練習を始めた。空高く飛べるようになれれば、本当に自分も星になれるかもしれない、とそんな思いを抱きながら。
ところが、いくら練習を繰り返しても、低いところしか飛べないかいつぶり。しかも、その無様な飛びっぷりを小鳥たちに馬鹿にされる始末。結局、かいつぶりは嫌になって飛ぶ練習をやめてしまった。
その後かいつぶりは、一羽の川せみと出会う。そして、川せみから、憧れの青い星にまつわる哀しい話を聞く――。
※恐れ多くも、宮沢賢治『よだかの星』のオマージュです。
※鳥しか登場しない童話風味(の割には文章は硬め)のお話です。
※本当に鳥しか登場しません。人間はいっさい登場しません。
※本文色刷り(群青色)となっております。
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