「次の各文のカタカナを漢字に直して書け」
開けている窓から入ってくる夜風が冷たく感じる。期末テストの六日前、真面目に勉強しているのはきっと僕だけだろう。僕だってこのご時世、勉強する必要なんてないと思ってはいるのに、特にやることがないので仕方なく勉強している。ある時間になるまで。
(3)明日へのキボウ
これがどうしても書けなかった。確か四年前、小学校四年生のときに習ったやつだ。シャーペンを手で遊ばせながらぼんやりと外をみる。いつも見る風景と何も変わらない夜がそこにはあった。シャーペンをくるくると回す。わからない問題に当たったらすぐ答えを見て覚えろと、よく先生に言われた。変にポジティブで苦手な人だった。それに、この漢字がわからないわけではない。書きたくない、ただそれだけだった。僕はシャーペンを置いた。
家を出る時間になったから。(本文より)
〈あらすじ〉
2036年、世界が終わる日の夜。
僕は彼女との約束のために 夜中に家を抜け出し。 ある場所へ向かう。こちらのブースもいかがですか? (β)
なにいろ書房 Youkan ゆずりあり G.H.S(ガチで ほんとに すごい) 『1999年の夏休み』研究所 一人の会 迷える少女の保健室 水底のゆりかご 良物語feat.すたじおN.E.O じゅて・あんとるらせ