「ほんっとうに、ちゃんとして!」彼女の罵声と平手打ちをくらった翌日、なぜか私は新潟は糸魚川へやってきていた。なんとなく仕事を辞め、無職のままのちゃんともしていない私は、いつのまにか地球の引力から嫌われほんの少しだけ宙に浮いてしまう。仕事ではなくヒスイを探し始めた私の前に現れた彼女そっくりの謎の女、ヌナ。「おもい、おもしを探しませんと」そう言って私をいざなうような、そうでもないようなヌナ。おもい、おもしを見つけて私は地に足をつけることができるのか、ヒスイは見つかるのか。遅すぎる夏休みを過ごす大人の現代ファンタジー。『ちゃんとする』雨下雫
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