こちらのアイテムは2023/5/21(日)開催・文学フリマ東京36にて入手できます。
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硝子回覧板

  • 第一展示場 | Q-41 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
  • がらすかいらんばん
  • 武田ひか 津中堪太朗
  • 書籍|新書判
  • 70ページ
  • 1,000円
  • 2022/11/20(日)発行
  • 津中堪太朗・武田ひかの短歌122首を収録。

    【目次】
    破邪顕正 / 武田ひか
    繁華街からそう遠くない / 津中堪太朗
    JOLENTA WYDAWCA / 武田ひか
    硝子回覧板 / 合作



    津中堪太朗
    カーブミラーはここから見えない位置にある誘いに来てくれてありがとう
    共用の洗濯機使い終わるまで音の聞こえるところに座る
    工程が次第に進んでいく感じここから先はしばらく強火
    玄関で用事は終わる 遠雷は遠いので触れることができない
    月光が遮られる時のスピード指の形だけは鮮やかで
    知り合いの家に荷物を届けたら見えるところに置かれた薬
    すれ違うように降り出す雨ばかりあるので駅は人で混み合う


    武田ひか
    現象という現象が迫りくる泥酔はそこまで来ています
    遠さへと眼の焦点が合ってゆく釦をはめるようだと思う
    ブラジルに無口な人はおるんかな クラブで踊る男女の光
    アンコールひらひらとあり喝采が花になったら現れるだろう
    火刑すらねじ伏せる眼だ掴み取るようにあなたも空を見上げて
    貌のない獣が唸る森の中 言葉を連ね続けなければ
    硝子瓶叩き割る手を叩き割る手を見つめればかがやきのさなか



     武田ひか 長崎県出身。 岡山大学短歌会所属。
    津中堪太朗 二〇〇一年生まれ。 岡山大学短歌会所属。

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