誰もが持っている【ノスタルジー】の感覚。その感覚を刺激し、鮮やかに蘇らせる繊細な短編集。
舞菜(まいな)と莉子(りこ)。たった2人だけのクロスカントリースキー部に、県大会を目前にして練習場が使えなくなるというアクシデントが起こる「夜のゲレンデ」。
〈命の授業〉が行われるようになったのは、クラスメイトの男の子が亡くなった4年前。当時小学2年生だった明里(あかり)と一花(いちか)がそれぞれの思いを胸に、最後の〈命の授業〉を迎える「七月一日」。
子どもたちは成長する。やがて大人になる。生まれ育った故郷を離れて上京した子。故郷に留まり、その中で生きることを選んだ子。そんな子どもたちが、ふとしたことをきっかけに再開することになる「ダムの底」。連作2編。
以上4編収録。148ページ。
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