こちらのアイテムは2022/11/20(日)開催・文学フリマ東京35にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京35公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

エイプリルフールの国

  • 第一展示場 | B-08 (小説|純文学)
  • えいぷりるふーるのくに
  • 伊藤螺子
  • 書籍|その他
  • 104ページ
  • 500円
  • 2021/5/16(日)発行
  • #twnovel、#マイクロノベル のハッシュタグを使ってツイッターで書いていた140字小説を100本まとめた掌編集です。
    ホラー、SF、コメディ、その他いろいろ詰め込んだCDサイズの1冊。
    たとえばこんな話が入っています。

    " 動物園に夜行生物を見に行く。照明を落とされたフロアに、ガラスの檻がぼんやり浮かぶ。コウモリ、スローロリス、ヨザル。下からの赤黒い明かりを頼りに檻を覗くが、その姿は見えない。私は上の暗がりにじっと目を凝らす。見ているのか、見られているのかわからぬままに。"

    " 百均で家を買ってみるが口コミ通り半日で壊れた。逆に言えば半日はもつので毎日使い捨てても家賃より安い。寝に帰るだけの部屋を引き払い、毎晩違う所に家を建てて休む。最終的に遊園地の駐車場が気に入る。観覧車の電飾が消えるのを窓から見届けると、ふと、どこかへ帰りたくなる。"

    " 盲都に到着すると関所で念の為と目隠しをされた。土地固有のウイルスが視線感染型であるためだという。拡大を防ぐため、街の者は生後すぐ目を潰されるそうだ。ウイルスが視覚の代替機能を与え、それを前提とした奇妙な都市が形成されていると聞くが、見えないので確かめようもない。"


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