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空想深海病棟 ステェション

  • コ-22 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • くうそうしんかいびょうとう すてぇしょん
  • 言端
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 94ページ
  • 800円
  • 2019/5/6(月)発行
  • 海中を貫く奇病専門の医療施設、深海病棟ステェション。
    六人の患者がそれぞれ選ぶ生の有様と心模様。

    「薄い皮膚の上を何かが動いている、と最初は思った。どこか見おぼえのある真紅が、何の形になるでもなく、じわりと二の腕に広がる。刺青のように皮膚と一体化している、と判るや、その色はめまぐるしく変わり、帯状にも点状にもなって一気にクローソの首までを覆い尽くした。」(「症例報告・二 斑色転写症」より)

    「もうひとつは、奇病が奇病でなくなること、すなわち本質が変容することと言ってもいい。いつだか、ある奇病の患者へ伝えた覚えがある「奇病というより体質のようなもの」という認識が、受容され馴染み、「体質のひとつ」と言い換えられた時にもまた、奇病は根治する。」(「症例報告・四 花散症候群E型」より)

    他、四篇を収録。

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