変声前のわずかな期間、少年たちだけに許される聖歌を捧げる行為――
それを専門とする「歌手」である十五歳のティセは、首席にのぼりつめながらも日々息苦しさに喘いでいた。
異教徒による侵略も勢いを増すそんなとき、聖都アルク・アン・ジェに待望の「神子」が現れる。
型破りな神子ヴァーニルとの出会いを通して、ティセは暗闇のなかに何を見出すのか。
大人と子ども、過去と未来、光と影、うそとまこと、羨望と渇望、祈りと願い、生と性。
あらゆるものの狭間で揺れ動く少年たちの、儚くも烈しい、一瞬と永遠の物語。
※遠回しな表現ではありますが、わりとがっつり性描写があります。(全年齢向けです)
※BLではないのですが「それっぽいよね」と言われたら「わかる」と答える感じです。
長編架空歴史ファンタジー『幻影譚』シリーズと同じ世界観(800年後)の話です。
独立しており単体でお楽しみいただけます。
幻影譚シリーズをお読みくださった方にはよりお楽しみいただけるようになっていたらいいなぁと思います。
☆個人サイト『カワズ書房』で1章まるまるお試し読みいただけます。
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