シャロの従姉、羽合古奈は都会にある大学院で都市計画学を学んでいた。冬の学会に備えて彼女の研究テーマである、木組みの家と石畳の町の形成過程についての実地調査のため、従妹のシャロの家に泊まり込んでいた。
一方、秘密裏にではあるがこの町に巨大カジノを建設する計画が進められていた。そのために、土地売却に難色を示す地権者に対する脅迫まがいの嫌がらせが、度々起こっていた。警察に被害届を出す地権者は少なくないが、何かと理由を付けて具体的な対策に手を付けない警察当局に対し、地元住民の不信感は募る一方だった。
また、元軍人のオーナーバーテンダーが経営するラビットハウスの土地買収が難航することが当初から予想されていた。そのため、一人娘のチノにターゲットを絞って、段階的な脅迫を行うことが計画されていた。そして、当初から計画されていたチノの誘拐事件が、シャロのバイト先、フルールド・ラ・パンで発生する。
チノの身柄を奪おうとする誘拐犯、チノを救うべく立ち回る仲間たち、そして従妹のシャロを援護する古奈。
チノと仲間たち、そしてラビットハウスの命運や如何に。
勇気と知恵で悪に立ち向かう人々の物語。
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