疲れた声は、夜歩きが好きだった。星の出ている夜は、特に。
だから今日も。
いってきます、と部屋に声をかけて玄関のカギを閉めた。
夜に溶けてしまえばいい。
埒のあかない妄想に取りつかれながら。
少し、暗めの掌編
2.時間軸の壊れた彼
週に一度は訪れてしまう小さな公園。
そこにやってきたのは、同年代らしい男の子。
僕の時間軸は壊れているんだ。
作り物めいた話をする彼と、それを聞く私の数週間。
私は、何のために、貴方と出会ったのだろう。
日常と少し不思議が混ざった短編。
3.陽汰とぱらっちゃん 五時限目体育――バドミントン――
今日の五時限目は体育。
種目はバドミントン。
ペアを組むなら、ぱらっちゃんな陽汰と。
ペアを組むなら、陽汰が誘ってくるから陽汰なぱらっちゃんの
ゆるい日常の一コマ。
軽く読める、掌編。