「偽王逝く」 嵩文彦・・・・P1~P2
表題作「偽王逝く路地の霊歌に送られて」をはじめとした俳句集。
医学用語が散りばめられた17文字に。静謐な光景が大脳辺縁系を刺激する。
「西暦2016年を生きる蕉翁」嵩文彦・・・・P3~P6
長谷川櫂氏による「芭蕉の風雅あるいは虚と実について」(2016年1月24日朝日新聞掲載)について、
嵩氏の思いをつれづれなるままに。
「実験詩 ダダ伝説-瓶入り目玉焼きレシピ」荒巻義雄・・・・P6~P7
ダダ語が公用語になったダダの広場、とは…。
「ダダとは何ぞや?」よくわからない?
まずは呼んでみるノ、ダ!
「わたしという抽象性」小杉元一・・・・P8
冒頭から衝撃。
便器にすわったら見上げなさい…ですと?自宅の手洗いの天井を想像する。
ところがこれはそんなもんじゃぁ許してくれない。腹筋が攣るまで笑い倒した後の、一行。
「たったひとりの空に耐えなさい」
秋晴れの札幌の空を見上げる。私もあなたも、今、たったひとり。
「アンナ・アフマートヴァ 5篇詩」工藤正廣 訳・・・・P9~13
ロシアの詩人であるアンナ・アフマートヴァの詩篇より5篇を自作朗読原版のために翻訳。
当職がこれを書いているのは遥か北国、北海道の10月。
もうすぐ寒い冬が来て、風は冷たく木の葉は舞い散る。
そんな中この詩篇を読むと、何故だか冬の森に出かけたくなるのです。
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